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甲子園レジデンス



2024.11


内と外。
すなわち家と庭を曖昧にすることを意識して作った庭。
リビング・ダイニングから外との繋がりを持たせ、外空間にもう一つの部屋があるように床と同じレベルで土のモルタルを拵えた。
掃き出し窓の近くには2階ベランダにも届く大きな落葉樹を植え、その植栽帯を見通して奥の植栽に目がいくよう遠近法を取り入れました。
プライベートな空間にもなるよう目隠ししたいポイントは既存樹木と新たに植えた常緑樹で影をつくりました。
陽が当たりにくいことを考慮し高木は落葉樹をメインに植栽。
足下は、彩度が暗くなりすぎないように下草と五色砂利でトーンを上げ
景石は地元の桜御影石を使い、アイポイントで腰掛けにもなる丸石をテラスの角に据えました。
また、住み手がまだ居ない為
暮らしに対して柔軟に受け身を取れるよう余白を多く残しことにし
植えすぎない、固めすぎない、作りすぎないよう意識しました。
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